建築物衛生法に基づく特定建築物の環境衛生監視の担い手である環境衛生監視員を対象に、監視体制の強化をはかり,現場での問題解決に寄与することを目的に6月4~22日(1回/3年の頻度で開講)に実施されました。
受講者は22名、以下のような研修内容で、科学院のCO 2削減対策で冷房がきかない中、暑さと眠気に耐えながら、必死で頑張りました。
(^O^) 研修内容 (?_?)
① 座学:イ)建築物衛生に係る建築計画設計の基礎と専門知識;ロ)建築物衛生に係る法律と行政,技術指導の手法;ハ)室内環境構成の機構と衛生問題及びその対策,管理と監視に関する最新の知見及び技術,並びに,環境要因と人体影響及び最近の諸問題,など。
② 演習:建築物衛生の観点からみた諸環境の測定法
③ 実習及びセミナー:次の4つのグループに分けて作業をし,研修成果を最終日の発表会で披露する。
Gr.1:ビルオーナーへの「啓発資料」作成
Gr.2:ビルオーナー,衛生管理技術者向けの「加湿大作戦」資料の作成
Gr.3:環境監視員のための「建築設備図面の見方」資料の作成
Gr.4:保健所に相談にこられた方のための「ねずみ・衛生害虫対策」の啓発資料作成
【コース主任の感想】
受講生たちは初対面の時から仲がよく、資料作成などのグループ作業においても,上手に役割分担して効率的に進められた。3週間の研修を通じて,今後各自の日常の仕事において困ったことが起きても,いつでも相談できる仲間がいるという、新たなネットワークができたことと確信しています。