平成23年度研修報告 「療養病床を有する医療機関のトップマネジメント研修」

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 短期研修「療養病床を有する医療機関のトップマネジメント研修」は、第1回目を10月27日-28日、第2回目を11月30日-12月1日に開催しました。今年度は、第1回目は45名の方が、第2回目は29名の方が受講されました。
 本研修は、療養病床を有する医療機関の管理者(院長、副院長、事務長もしくはこれに準ずる方)を対象とし、国が掲げる療養病床再編を進めるために必要な情報を提供するとともに、各医療機関の転換計画が地域包括ケアシステムを見据えたものとなるよう支援することを目的としています。医療介護サービスと建物整備を併せて検討することが重要なため、医療・福祉サービス研究部と生活環境研究部の協力のもと実施しています。療養病床再編を担当する厚生労働省老健局老人保健課とも協力しています。
 プログラムは、厚生労働省からの施策説明ののち、老人医療の変遷、医療連携の方向性、高齢者の施設とサービスの概要、病床転換における資金調達と建物整備といった基本的な情報提供のほか、転換事例を紹介しました。また、外部講師として、療養病床再編を視野に改革を行った医療機関の経営者層にお越し頂き、良質なサービス提供と持続経営のバランスをどのようにとられているかについて、各医療機関の取り組みを中心に講義を行って頂きました。その後のフロアとのディスカッションは実り多いものでした。
 団塊世代が高齢期を迎え、慢性期疾患における医療と介護の連携は、今後ますます重要となります。来年度は有床診療所や小規模病院に配慮したプログラムを実施したいと考えております。
 本年度も年度末に療養病床転換支援ハンドブックを発行予定です。施策の概要ならびに転換事例をとりまとめておりますので、ご参考にして頂ければ幸いです。科学院のHPからもダウンロードできますので、年度末にHPにアクセスいただけますようお願いいたします。
 最後になりましたが、研修中は多くの方から多大なるご支援、ご協力を賜りました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

文責:研修主任 井上由起子(医療・福祉サービス研究部)

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このページは、adminが2012年1月18日 09:45に書いたブログ記事です。

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