新年のご挨拶

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同窓会員のみなさま、新年明けましておめでとうございます。
一昨年3月に同窓会が発足して以降、同窓生の数が順調に増加しており、またこの間に研究会も2回開催することができ、みなさまの同窓会運営へのご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年夏以降から米国の金融危機に端を発して、100年に一度といわれる世界的大不況となっています。経済不況は単に生活が脅かされるだけでなく、健康に対しても大きな脅威となります。経済格差は健康格差の拡大にもつながり、貧困層の拡大は不健康層の拡大をもたらします。
1970年代以降のわが国の公衆衛生活動は豊かな(少し?)経済状況の中での健康課題への対応をしてきました。しかし、今年からは国、地方自治体に財源が乏しく、国民も経済的に疲弊しつつある中での対応となります。まさに新たな発想と創意工夫が求められているのではないでしょうか。
全国の様々な地域・職域で高い専門性を持った人材のネットワークである国立保健医療科学院同窓会がこの役割の一端を担うことができれば、すばらしいことだと思います。この同窓会運営はインターネットを主体とするという特異な形態を取っていますが、この形態により情報が迅速に全ての同窓生と共有できるというメリットがあります。このメリットを生かして、皆様には今まで以上に同窓会活動へご参加いただき、わが国の健康政策に対する提言ができればと考えています。
最後になりましたが、この1年が皆様方にとって有意義な年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
国立保健医療科学院同窓会会長 角野文彦

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このページは、adminが2009年1月13日 11:59に書いたブログ記事です。

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