トップリーダー研修

user-pic
0

 平成20年度のトップリーダー研修は12月2日(火)から12月5日(金)の4日間行い無事終了しました。今年度のトップリーダー研修の一般目標は「病院経営の質を向上させるために、病院経営における戦略マネジメントの考え方を修得する」ことでした。受講者の目標達成度と満足度は非常に高く、研修は大きな成果を上げることができたと私たちは自負しています。
 トップリーダー研修は平成19年度に新たに立ち上げた研修なので、その概要をここで説明しておきましょう。今日のように医療環境が急速に変化する中では、医療機関を環境の変化に適応させるリーダーシップが非常に重要です。実際にリーダーシップを発揮しなければならないのは医療機関の経営陣です。一般的に経営陣は院長、副院長、事務部長、看護部長、診療部長等で構成されています。医療機関の重要な方向性を決定するのはこの経営陣です。
 トップリーダー研修は医療機関のリーダーシップを十分に発揮できる人材を育成することを目的にしています。そのため研修は実務でのリーダーシップの発揮を意識した演習を中心に行っています。受講者は経営陣を構成するいろいろな分野の管理者から選びます。今年度は42名(医師、看護師、事務、医療SW等の各領域の管理者)の受講者が全国から参加しています。研修の基本構成は各テーマについて「知識の獲得(講義)→個人能力の向上(宿題)→リーダーシップ機能の向上(グループ演習)」となっています。
平成20年度の目標は「病院経営における戦略マネジメントの考え方を修得する」ことでした。戦略マネジメンは非常に重要なコンセプトにもかかわらず、医療従事者が良く理解していないところです。この目標を達成するために必要な研修内容から,受講生が研修に要する時間を「午前は3時間の講義(9:00~12:00)、午後は5時間のグループ演習(13:00~18:00)、宿題は3時間(翌朝9時提出)」と想定しました。実際にはグループ演習は時間が足りず、連日延長して行いました。
 平成21年度のトップリーダー研修は研修期間を1日増やし、内容をバージョンアップして年2回開催します。詳細は当院ホームページの研修案内でご確認下さい。演習を中心にした研修で大きな成果をあげるには,参加者全員の積極性が非常に重要なポイントになります。限られた時間で最大の成果を得るために、受講者は当院の宿泊施設に宿泊することが望ましいと思います。トップリーダー研修の受講生には知力・体力・協調性・高いモチベーションを期待します。当院の病院長研修、看護部長研修、事務部長研修等を過去に受講した方の参加も大歓迎です。

経営科学部長 熊川寿郎

このブログ記事について

このページは、adminが2008年12月 8日 11:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「短期研修:「食品衛生監視指導研修」 」です。

次のブログ記事は「児童相談所中堅児童福祉司・児童心理司合同研修 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。