平成21年11月27日に第三回保健医療科学研究会が実施されました。
林謙治院長の開会挨拶のあと、「新型インフルエンザ対策」というテーマで、シンポジウムが行われました。まず、国の立場からとして、科学院の企画調整主幹でもある鈴木康裕厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部次長よりお話がありました。国の対策や今後の方針について、フロアからも数多くの質問が寄せられました。続いて、保健所の立場からとして、緒方剛茨城県筑西保健所所長が、また地方衛生研究所の立場からとして、地方衛生研究所全国協議会会長でもある小澤邦壽群馬県衛生環境研究所所長が、今回の対応の経緯や課題について述べられました。最後に、科学院の役割について、曽根智史公衆衛生政策部部長が説明しました。総合討議では、フロアからの質問や意見が数多く出され、聴衆の関心の高さがわかりました。
昼休みには、平成21年度同窓会総会が行われました。宮里和子副会長が議長を務められ、すべての議事が滞りなく進行しました。
午後は、同窓会委員、科学院職員による研究発表会が実施され、全部で19の演題が発表されました。極めて多岐に渡る研究成果が示され、活発な質疑応答が行われました。最後に、林院長より講評がありました。
研究発表終了後1階の食堂にて、意見交換会が行われました。同窓会員、科学院職員の話の輪が広がり、予定を30分も超過するほどでした。
今年度は、最終的に、研究会に81名、意見交換会に32名の参加がありました。参加して下さった皆様、関係の皆様に深く感謝申し上げます。科学院及び同窓会の発展のためには、来年度以降もこの研究会が発展していくことがとても重要だとの思いを強く持ちました。みんなで知恵を出し合っていけたらと思います。