短期研修「医療安全リーダシップ研修①」が4月21日~21日に実施されました(受講生34名)。本研修は、変化する医療安全に関連する政策等の動向と、リーダシップに求められる責務を理解し、病院長など最終意志決定者に必要な医療安全におけるリーダシップを発揮するための知識・技術の習得を目的としています。
対象者は病院の院長・副院長で研修は年2回行っていますが、同じトップマネジメントを対象とした病院長研修よりも医療安全にフォーカスを絞った研修内容になっております。
医療機関における暴言・暴力が増えつつある現状をふまえ、今回から新たに暴言・暴力対策の講義を加えました。講義後には研修生から講師への質問が相次ぎ、暴言・暴力対策への関心が高まっていることを改めて実感させられました。今後さらにこのテーマに関しての講義を充実させていく予定です。
また演習ではRCA分析(根本原因分析)を5グループに分かれて行って頂き、最後に各班の代表が分析結果の発表を行いました。トップマネジメントの先生方の分析は的確で、時間的制限のある中で詳細な医療安全対策が立案され、今後の病院マネジメントにおいて早速これらの対策やRCA演習を導入したいという感想が多く聞かれました。
初日終了後の意見交換会は1階食堂で行われ、多数の先生方にご出席を頂きました。講義からの情報収集のみならず、このような懇親会で出席された先生方同士の情報交換も活発に行われ、盛況のうちに閉会を迎えました。
今回アンケートで頂いたご意見を参考に、今後さらに皆様とともに研修の改善に努め、現場で役立つ研修を目指して行きたいと思っております。
最後になりましたが、今回ご出席頂きました受講生の皆様、また同窓会会員の皆様のますますのご健勝とご活躍を、研修担当一同からお祈り申し上げます。
2009年4月アーカイブ
3月13日(金)に交流対応大会議室において、平成20年度研究課程・専門課程修了式が執り行われました。美しい和服姿や出身国の民族衣装をまとった修了生も見られる中、篠崎院長から一人一人に修了証書が授与された後、お祝いと激励の言葉が述べられました。
両課程では特別研究が課せられ、その成否如何が研修生にとっても指導教官にとっても、最後まで気になるところですが、平成20年度の最終修了者数は以下の通りとなりました。
研究課程 2名
専門課程Ⅰ
保健福祉行政管理分野本科 1名
専門課程Ⅱ
地域保健福祉分野 6名
生物統計分野 6名
国際保健分野 10名
健康危機管理分野 6名