【短期研修】安全文化を醸成するカリキュラムデザイン研修(旧:医療安全教育指導者養成研修)

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国立保健医療科学院では医療安全に関する研修を多数実施しており、当該研修もそのうちの一つです。医療事故による死亡者数は交通事故による死亡者数よりも多いかもしれないと言われるほど、医療安全は喫緊の課題であり、しかもその原因の多くは医療人個人の問題ではなく医療システムの問題であることが指摘されています。同様のことが日本だけではなく、国際的にも認識されWHOもWorld Alliance for Patient Safetyを創設して、地球規模での医療安全を推進する様々な活動を行っています。日本では、平成13年に厚生労働省医療安全対策検討会のヒューマンエラー部会において、安全な医療を提供するための10の要点がとりまとめられ、その一つとして最初にあげられているのが安全文化です。当該研修では、この安全文化を各医療機関で醸成するためにはどのような研修カリキュラムが必要であるかということを参加者とともに検討し、その企画に必要な知識や技術を習得することを目的としています。 昨年度までは各医療機関で医療安全教育を指導して頂く方々を養成する研修として「医療安全教育指導者養成研修」と称して3日間の研修を実施していましたが、今年度からは研修の質・量ともにさらに充実させるべく、研修期間を4日間とし、研修名にも研修の意図がよりよく反映されるようにしました(研修名が少々長いのが欠点かもしれませんが。。。)。 参加者自身がよりよい研修を各医療機関で実施して頂くためには成人教育の在り方などを考慮して頂く必要があると考えており、当研修においても、講義一辺倒で講師の話を聞いているだけの研修は最小限とし、参加者自身が何らかの形で参加しグループ内で議論するなどの方法でお互いの経験を生かし、情報の共有を行いながらの研修を実施しています。またよりよい学びとなるには研修そのものが楽しいことが重要と考えており、楽しく学ぶことを研修の目標として掲げています。 医療安全は比較的新しい分野で、医療安全を向上するために海外でも様々な研究が盛んに行われており、対策・研修のあり方も日進月歩で進んでいる感があります。それらの進歩をできるだけ反映したタイムリーで役に立つ、すなわち組織における安全文化を醸成する手助けとなるような研修を参加者の皆様と一緒に目指していきたいと思っています。

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このページは、adminが2009年3月 9日 14:18に書いたブログ記事です。

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