◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆   国立保健医療科学院同窓会 メールマガジン(第43号 2010/7/30) ◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆ ★★ メールマガジン第43号 ☆★ 【掲示板に書き込み募集中】 _________________________________ □ 目次 [科学院だより] ○科学院往来  公衆衛生看護部 杉田由加里 新任挨拶 _________________________________ ●科学院往来 公衆衛生看護部 杉田由加里 新任挨拶 本年4月より公衆衛生看護部に着任いたしました杉田由加里と申します。 私は、千葉大学看護学部を卒業し、行政保健師として実践を重ねており ましたが、平成14年度に母校である千葉大学に新専攻が立ち上がり、 この時より教育研究職として歩むこととなりました。新専攻は、 本邦初の現職の看護管理者、例えば看護師長や看護部長、リーダー 保健師のためのコースであり、たいへん多忙でしたが充実した日々を 過ごしておりました。そして、一旦学生となり、昨年度末に千葉大学 大学院看護学研究科を修了しました。 今まで私は、保健師の実践活動に関する研究と並行して、地域の高齢者 に対する看護のシステム構築に関連する研究に取り組んできました。 保健師に関する研究では、千葉大学21世紀COEプログラム「日本文化型 看護学の創出・国際発信拠点―実践知に基づく看護学の確立と展開―」 の中で、保健師の予防的活動に関する研究に関わってきました。また、 高齢者のための社会的サポートネットワークを促進する保健師活動方法 に関する研究や地域包括支援センターの保健師の介護予防ケアマネジメ ントの実践活動に関する研究にも着手してきました。 高齢者に関する研究では、介護支援専門員のケアマネジメント能力向上 のための学習ニーズに関する研究、回復期リハビリテーション病棟に おける高齢脳卒中患者のQOLを高める看護援助に関する研究や介護老人 保健施設における在宅復帰支援システムのモデル開発の研究に携わって きています。 文化人類学や哲学という視点を取り入れて看護学を考えること、病院・ 施設・在宅という多様な場における高齢者の看護を考える機会に恵まれ てきました。 今まで、質的研究が多かったのですが、量的研究にもチャレンジして いこうと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ___________________________________ 発行 :国立保健医療科学院同窓会