◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆   国立保健医療科学院同窓会 メールマガジン(第36号 2009/9/15) ◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆ ★★ メールマガジン第36号 ☆★  第3回保健医療科学研究会 一般演題募集中(9/30まで) http://niph-doso.gr.jp/blog/2009/07/-.html 【掲示板に書き込み募集中】 _________________________________ □ 目次 [科学院だより]  ○研修案内  「たばこ対策の推進に関する研修(禁煙支援)」開催のお知らせ __________________________________ ●研修案内 平成21年度 「たばこ対策の推進に関する研修(禁煙支援)」  平成22年2月16日〜19日にかけて、「たばこ対策の推進に関する研修 (禁煙支援)」を開催いたします。この研修は、今年度よりたばこ対策関連の 研修として2つ企画したうちの1つです。もう1つは「たばこ対策の推進に 関する研修(企画・調整・指導者)」ですが、9月1日〜4日に無事終了いたし ました。  日本のたばこ対策は、健康日本21のたばこ対策に基づき、1)普及啓発、 2)未成年喫煙防止(いわゆる防煙)、3)受動喫煙防止(いわゆる分煙: 今日ではこの語の使用そのものに議論があることがままありますが)、 4)禁煙支援(いわゆる禁煙)、の4つの柱があります。われわれの研修では、 地域で効果的に推進する方策に焦点をあてて主として前3者を企画・調整 ・指導者、4)の対人支援をそのまま禁煙支援として独立させています。 禁煙支援をどうネットワークするかとか人材育成をどうするかという観点に 立てば、広い意味では前3者同様「環境整備」に係る問題ですが、基本的には 禁煙支援は「対人サービス」の話が中心と整理したためです。  この、禁煙支援をめぐる環境は、「ニコチン依存症管理料」の診療報酬上の 評価や新薬(バレニクリン)の国内上陸、またニコチンガム・パッチなどのOTC化、 とここ数年で劇的に変化しています。しかし、そのため逆に保健サービスでは 撤退したケース、その一方で薬剤禁忌(妊婦さん)や保険適用できないケース (喫煙期間・量が短い、中断した、など)、など多様な(潜在的なものも含め) ニーズへの対応をどうするかという問題があります。  こうした現状のもと、多様な禁煙希望者の行動変容の実現を支援することを 目指し、1)心理的アプローチ・コミュニケーション技法に焦点をあて、 2)一撃必殺ではなく、何度でもチャレンジできる環境を実現できるよう 禁煙支援に関われるメンバーを増やすこと、につながるようにという想いで 企画しています。  そして・・・たばこ、とは銘打っていますが、対人サービスの振り返りをしたい、 特定保健指導をもうちょっとなんとかしたい・・・等々、一般的な保健サービス 場面での課題を、たばこを例にとらえなおす、という気持ちで参加いただくことも よいと思っています。  たばこ対策単独の研修としては3年度目ですが、再整理した上での実施は今回が 初です。是非おさそいあわせのうえふるってご参加ください・・・でも代表が 参加され伝達研修をされることもまた重要ですし、伝達研修などの相談や お手伝いはできる限り対応いたします!  よろしくお願いいたします。 研修担当:研究情報センター たばこ政策情報室 吉見逸郎 _____________________________________ 発行 :国立保健医療科学院同窓会