◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆   国立保健医療科学院同窓会 メールマガジン(第33号 2009/5/1) ◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆ ★★ メールマガジン第33号 ☆★ 同窓会発足時より利用していたdoblogの無料ブログが、 2009年5月30日にサービスを終了すると告示しています。 古いURL情報をご利用の方は、5月30日までに修正をお願いいたします。 旧:http://www.doblog.com/weblog/myblog/77493 (2009.5.30:サービス終了) 新:http://www.niph-doso.gr.jp/blog 5月30日までに古い記事を移設するようにいたします。 作業が遅れ、誠に申し訳ございません。 今後とも、国立保健医療科学院同窓会へのご協力をよろしくお願いいたします。 国立保健医療科学院同窓会ホームページAdmin 藤井 仁 【掲示板に書き込み募集中】 __________________________________ □ 目次 [科学院だより]  ○科学院往来   欅田尚樹 生活環境部長着任挨拶  ○情報提供   国立保健医療科学院同窓会栄養部会の活動 __________________________________ ●科学院往来 欅田尚樹 生活環境部長着任挨拶 新緑の美しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今年4月1日より生活環境部長に就任いたしました欅田尚樹です。 着任して1月に満たない状況ですので、この場をお借りして自己紹介と 今後の抱負などを述べさせていただきます。 街路樹の「けやき」の細やかな新芽が気持ちいい季節ですが、 欅=「けやき」に田と書いて、「くぬぎた」と読みます。 出身地周辺だけにみられる非常に珍しい苗字のひとつです。 私は、これまで産業医科大学を卒業後24年間産業医科大学で教育・研究に 従事してきました。しかしながら大学内で部署の異動もあり、 比較的いろいろなことを学び体験させていただきました。また、産業医科大学は、 医科大学の中ではずいぶんと社会医学・予防医学領域に力を注いでいますので 幅広い経験をさせていただきました。 卒業後最初の12年間は、放射線衛生学講座に在籍し放射線生物学と放射線管理に 関する教育・研究に従事し、その後は、衛生学講座に在籍し化学物質の生物影響と 個体差の関係を各種バイオマーカーを通して評価すること、あるいは喫煙に関する バイオマーカー研究を行ってまいりました。さらに産業保健学部において、 シックハウス症候群・化学物質過敏症といった微量化学物質曝露による生体影響の 問題に対して化学物質の曝露実態に関するフィールド調査と動物実験を用いた 機序の解明などに努めてまいりました。 生活環境部においては、現在、生活環境における主として放射線・電磁波を中心と して物理エネルギー環境、及びタバコ問題を含む化学物質による影響を中心に、 保健衛生に係る調査研究及び教育研修を行っているわけでありますが、 まさに私自身がこれまで経験してきた領域がそのまま生かせるところであるかと 思います。 とかく大学での生活が長い教育・研究者は自由人の集まりで変人の多い集団の 代表のようにいわれる機会が多いのですが、これまでの経験を生かしながら、 常識人として活動していきたいと思っております。幸いに鈴木元・前部長のもと、 それぞれの専門性を十分に発揮しながら生活環境の影響評価と改善に向けて 科学的にアプローチする専門領域のまとまりが作られてきていますので、 今後も広い視野を維持しつつ、部内にとどまらず科学院内外の人たちと協力し合い、 社会で求められているものが何かを常に意識しながら、楽しく研究・教育に 従事できる場の形成に努めていきたいと考えております。 また、各地方公共団体の諸施設の活動の連携およびそれらのサポートという課題も 科学院において求められるものであり、同窓生のネットワークなどにもご協力を 仰ぎながら生活環境部において貢献できる領域を生かし、 我が国のより良い生活環境づくりに貢献できればと思います。 今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 ___________________________________ ●情報提供  国立保健医療科学院同窓会栄養部会活動に期待  国立保健医療科学院同窓会は2007年に設立されました。  科学院が行う数多くの研修修了者数は4千4百名に及び、今日の社会情勢の わが国における科学院の社会的使命は一層深まっております。これらを踏まえ、 生涯学習を支援する場、研修修了生、職員との一体的活動の場として 設立されたのが科学院同窓会です。会員相互の交流、連携、親睦また科学院の 発展、社会への貢献に寄与することが目的です。 現在の同窓会の主な活動は、同窓会ホームぺ−ジ、メールマガジンによる 情報提供、研修終了同窓会、科学院共催の「保健医療科学研究会」開催です。 2年が経過し、内容もかなり充実してきました。  メールマガジンでは、編集長として内容充実に貢献しましたが、 如何でしょうか?保健医療科学研究会は現在の所、保健、医療、環境に関する 内容が多いものの、科学院の研究者と共に発表、また熱心なディスカッションが 行われます。2回とも管理栄養士の発表、栄養関係の内容が多く、嬉しい限りです。 参加された方からは多職種、多分野の参加によるディスカッツションが とても勉強になる、面白いなどの声が聞かれています。   そして20年10月29日の国立保健医療科学院同窓会総会において栄養部会が 設置され、栄養部会長には2007年公衆栄養研修修了、群馬県渋川保健福祉事務所の 阿部絹子(管理栄養士)さんが就任されました。阿部さんは長年の経験で 部会を盛り上げたいと願っておられます。宜しくお願い致します。  現在の栄養部会員は、設立当初2007年〜2008年度の公衆栄養研修、 2008年度地域健康増進計画評価のための健康・栄養調査の活用研修に 参加、入会された方となっております。 「地域健康増進計画評価のための健康・栄養調査の活用研修」は2008年度に新たに 開講しました。公衆栄養研修の対象者である都道府県、政令市の保健所等の行政管理 栄養士数は約1,400名(都道府県、政令市)です。しかし、科学院公衆栄養研修の定員は 30名であり、10年経過しても300名です。食生活・栄養課題が追い風、また行政管理 栄養士に期待が大きい中で何とか頑張って欲しいと願い、本省の協力での新設です。 公衆栄養研修を右翼、「地域健康増進計画評価のための健康・栄養調査の活用研修」 を左翼と位置づけ、研修担当者も同じです。ここでの修了生も多くの方が入会して 下さいました。  国立保健医療科学院、(旧国立公衆衛生院)の研修受講者であれば生涯会費1000円を お支払いすれば、どなたでも入会でき、科学院からの情報が提供されます。栄養部会で 阿部会長を中心に多数の会員で情報交換、意見交換など盛り上げて戴きたいと願って おります。未入会の方には情報提供して戴き、是非会員数増加にご協力いただければ 幸いです。 入会手続き、詳しい情報は国立保健医療科学院同窓会を参照してみてください         (国立保健医療科学院 生涯保健部、前公衆栄養室長 佐藤加代子) ___________________________________ 発行 :国立保健医療科学院同窓会